「轟さんの作品(お店やロゴデザイン)って…」てな話になることがあるのですが…
芸術性を感じていただけるのは嬉しい事ですしありがたい事なのですが、私自身は芸術性を求めている訳では全くないんです。お店創りって、一番最初はオーナーさんと一緒になってコンセプトから創っていくんです。
『誰に?』
『どう感じて欲しい?』
『お店に入る前は?』『お店に入ったら?』
『強みや出来る事って?』
そんな問いかけから始まります。
起業する方だと、想いが大きく、夢や希望が広がりすぎて整理するのにとても時間がかかる事が多いです。そうして出来上がったコンセプトがお店のデザインコンセプトとなり、ブランディングに直結するロゴマークが出来上がったりします。あとはそれをどう分かりやすく表現しお店を造るかです。
なぜなら、私がいいお店だと感じるお店は、思わず入りたくなる店構えがあって、中に入るとそれを上回る雰囲気やサービスがあって、さらにそれを上回る料理が出て来るからです。
お店を造る側である私たちの仕事は、単に「カッコお店」や「可愛いお店」を造るのではなく、お店のオーナー様の想いをどう表現するか!?が一番の仕事であると信じています。例えばそこに私の趣味趣向を押し付けるなどあってはならない事。
私自身、子供の頃に絵が上手だと褒められることはありましたが、それは「お題」があって、喜んでくれる両親がいたからで、自分から何か表現したい事や物があったかというと、それは全くありませんでした。むしろ自分の絵のタッチが好きではありませんでしたし。
そう考えると「お題」が「コンセプト」に替わり、喜んでくれる両親が「喜んでくれるオーナー様やそのお店に来てくれる人」に替わっただけで、この仕事はまさに天職だと感じています。
T’s design
designer:轟宏章

PURPOSE
私たちはデザインを通して、
関わる人々に笑顔とあつい信頼をつくり出します。
STAND
私たちは創造と貢献に生き、
常に笑顔とあつい信頼を創り出し、
更なる可能性と感動の輪を広げ続けています。